その移籍の噂、ホンマなん?
今日は最近増えてきた日本人選手の移籍の噂をまとめていきます。

今回触れていく日本人選手の移籍の噂は以下の通り。
・本田圭佑:ACミラン(バレンシア、ウエストハム、トッテナム、エバートン)
・長友佑都:インテル(セビージャ、レバンテ、レスター、サンプドリア)
・宇佐美貴史:ガンバ大阪(シュトゥットガルト、ブレーメン、バレンシア)
・田中順也:スポルティング(シュトゥットガルト)
・柴崎岳:鹿島アントラーズ(フランクフルト)
・太田宏介:FC東京(フィテッセ)
■本田圭佑
・移籍すべきか否か・・・移籍すべき
本田の場合は移籍すべきだろう。あくまで表面上の情報でしかないとはいえ、監督やチームメイト、ファンからの信頼も薄く、出番も少ない現状ではミランで得られるものは少ないだろう。
本田自身はミランからいらないと言われるまで移籍するつもりはないようだが、そのミランがいらないと言ってもおかしくない状況ではある。何を言おうとリーグ前半戦は出番を多くもらっていた、しかもトップ下で。その時に目に見える結果を出せなかったのだから文句は言えないだろう。
・どこに移籍するのが望ましいか・・・トッテナム
噂されている移籍先の中ならトッテナムだろう。トップ下のポジションもあるし(使われるかどうかは別として)、周りの選手の質も高く、サッカーのスタイルも本田との相性は悪くない。
監督のポチェッティーノが吉田の指導経験もあるし、ソン・フンミンがいるからアジア系選手への耐性もある。上手くいけばCLも狙える。ベストな選択肢だろう。
・成功への鍵は・・・コミュニケーション
本田のミランでの失敗につながった原因はチームメイトとのコミュニケーション不足。明らかに本田と周りの意図があっていない。個で打開するスタイルでないだけに結構致命的だろう。
もちろん本田だけが悪いわけではない。周りが本田の要求レベルに達していなかった可能性もある。暗黒期のチームの選手というものは総じて意識が低いものだから。
■長友佑都
・移籍すべきか否か・・・否
ここに来てグッとマンチーニの信頼を掴んだようだ。出番がなくても文句ひとつ言わず真摯に練習に取り組んできたことが実を結んでいる。
1年契約+1年契約延長という話が出ているようだし、長友に移籍する気がないのなら残留するのがベスト。体調が万全なら未だ走力では圧倒的なだけにあと2年は戦力としてやれるだろう。
・仮に移籍する場合はどこが望ましいか・・・レスター
仮に移籍の運びになった場合はレスターが望ましい。個人的にはセビージャも見たいがテクニックよりも走力で勝負する長友にはよりフィジカルなプレミアの方が相性がいい。
・成功への鍵は・・・守備力のさらなる向上
インテルでの成功の鍵は守備力。今のインテルは守備の強固さで勝ち点を拾っていっている。その中でDFの選手は攻撃よりも守備で穴を空けないことを最重要にすべきだ。ある意味攻撃はFWに任せっきりでもいい。
マンチーニの志向がそうなのだから、まずは守備力を高めていくことが先決だ。
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■宇佐美貴史
・移籍すべきか否か・・・今シーズンの終え方次第
宇佐美に関しては才能だけ見れば移籍して磨いた方がいいかもしれないが、現時点ではおいそれと移籍すべきとは言えない。なぜなら最近宇佐美の調子が明らかに下り坂だからだ。
バイエルンから復帰してすぐのJ2、昇格後の1シーズン目と比べると今シーズン中盤から徐々にプレーの質が下がっていて、得点率も下がっている。この状態で移籍しても前回の二の舞なので、今シーズン最後に調子を上げたプレーを見せて終われればいいイメージで移籍できるだろう。
・仮に移籍する場合はどこが望ましいか・・・シュトゥットガルト
酒井豪徳がプレー経験があるため、日本時に対しての扱いもわかるだろう。また、ブンデスでも下位のクラブなのでカウンター時に宇佐美のドリブルは大きな武器になるだろう。
ポジションはトップ下かFWになりそうだが。
・成功への鍵は・・・スタミナの向上
下位のチームということはそれだけ守備に追われる時間が多いということ。その中でカウンター時には真っ先に前線を駆け抜けていく必要がある。そのため宇佐美に必要なのは攻守に最低限走れるスタミナと走力、攻守の切り替えの速さだ。
特にスタミナはガンバ時代とは比べ物にならないレベルで必要になる可能性がある。
■田中順也
・移籍すべきか否か・・・移籍すべき
スポルティングではなぜか全く出番がないので移籍すべきだ。得点率だけ見れば昨シーズンの貢献度の高さがわかりそうなものだが、どうも昨シーズンから扱いが不当な気がする。
そんな状況なのであれば日本人への理解も他国よりはあるドイツでプレーした方がいいだろう。
・成功への鍵は・・・自己主張、アピールの強さ
不当な扱いを受ける原因は田中にもあるかもしれない。もっと自分や自分の成績をアピールしてもいいのかもしれない。
■柴崎岳
・移籍すべきか否か・・・移籍すべき
移籍すべきだろう。アントラーズでキャプテンまでしているのにも関わらず、ハリルホジッチから当落線上の扱いを受けいている今、移籍して自分を変えるべきだろう。移籍先が長谷部のいるフランクフルトというのは大きい。長谷部も決して自己アピールをしていくタイプではないが常に監督から信頼されプレー時間を確保できている。長谷部が信頼されて、柴崎が長谷部ほど信頼を得られていない理由を知る絶好のチャンスだ。
・成功への鍵は・・・コミュニケーション
上記の部分ともつながるが、柴崎がクールなのは構わない。そういう人間もいるから。ただ、それでもサッカーは信頼関係がなければ成り立たない。長谷部のコミュニケーション術は大いに学ぶべきだろう。
テクニックやゲームメイクの力、視野の広さはドイツでも通用するレベルにはあるのだから。
■太田宏介
・移籍すべきか否か・・・移籍すべき
最近代表にも呼ばれていないが元々持っている左足の精度は日本でもトップクラス。
あとはそれが海外で通用するというところを目に見える形でアピールするために海外移籍というのは選択肢としてありだろう。
年齢的にもこれがラストチャンスになる可能性が高いし、挑戦していくべきではないか?
・成功への鍵は・・・フィジカルの強さ
左足のクロス、セットプレーの精度はオランダでも驚かれるだろう。これだけのテクニックの選手がSBなのかと。ただ、それを活かすためにも、また、守備で穴にならないためにもフィジカルの全体的なレベルアップは必須だろう。
その中でパワーをつけすぎてスピードや左足の精度が落ちないように気を付けてほしいが。
今のところこんな感じかな?
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