久しぶりの勝手にマスターリーグです。
今日のクラブはいったんリバプールを飛ばして「ドルトムント」

昨シーズンの低迷をクロップとの決別とともに乗り越えて、今シーズンはハイパフォーマンスを続けているドルトムント。
今シーズンの得点数は欧州各国のクラブと比べても上位3チームに入るほどの高さ。この圧倒的な得点力を武器に進化したドルトムントになっています。
このドルトムントを強くするにはどう補強すればいいのか?
分析していきたいと思います。
■現状分析
・基本システム
4-3-3
4バックにアンカーと2センターハーフ、3トップというバルサ型の4-3-3
オプションとして昨シーズンまで導入していた4-2-3-1がある。
・スタメン
GK:ビュルキ
DF:ギンター、パパスタソプーロス、フンメルス、シュメルツァー
MF:ヴァイグル、ギュンドアン、香川
FW:ムヒタリアン、オーバメヤン、ロイス
前線と中盤の攻撃的な選手はスピードとテクニックに優れたレベルの高い選手が揃っており、コンビネーションも良い。SBも攻撃に絡める選手が揃っていて、CBもフンメルスが攻撃の起点になれるほどの選手。
攻撃面は総じてレベルが高く世界でも指折り。
逆に守備面は全体的にパワー不足なところがあり、大きく崩されることは少ないが強豪相手には若干物足りなさが残る。
・控えの層
GK:ヴァイデンフェラー
DF:ドゥルム、ピシュチェク、スボティッチ、パク・チュホ
MF:S・ベンダー、カストロ、シャヒン、ライトナー
FW:ヤヌザイ、ホフマン、ラモス
GKはベテランのヴァイデフェラーが控えており、大きな心配はない。
DFはCBに怪我の影響で出番を失っているが3年前の黄金期を支えたスボティッチが控えており質としての心配はないか。逆にSBはクオリティをもう少し高めてスタメンとの差を縮めたいところ。
MFも数は揃っているが試合の流れを変えれるほどの選手はおらず、スタメンがダメだったときの替えにはならない。
FWも同様。全体的に控えの質が1ランク足りない。
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・ポジションごとの平均年齢
スタメン+控え
GK:29.5歳
DF:26歳
MF:24.9歳
FW:25歳
チーム全体:26.4歳
GKというかヴァイデンフェラー一人で大きく平均年齢を上げているが全体的に若く、これからに期待が持てる年齢構成。
平均年齢で見るとここ1,2年がピークになりそうな選手が多く、選手の入れ替わりも多少激しくなる恐れがある。
スタメンのみ()内はスタメン+控えとの年齢差
GK:24歳(-5.5歳)
DF:25.3歳(-0.7歳)
MF:23.7歳(-1.2歳)
FW:26歳(+1歳)
チーム全体:24.8歳(-1.6歳)
GKとMFの平均年齢の若さが目立つ結果になった。GKはビュルキがどのレベルまで行くかわからないがあと7,8年はスタメンを任せられるか。
MFもヴァイグルの若さが強いとはいえ、CHの二人も25と26なのでこれから脂の乗る年齢。ギュンドアンに移籍の噂が多いので後釜確保が必要か?
DFもポジションの割に低い年齢となった。ギンター以外は同じくらいの年齢(27歳前後)のためそれぞれ後継者を見つけておく必要があると思われる。
FWも全員26歳と、ドルトムントの主力の大半は27歳前後のためあと3年はこのメンバーでもやれるレベル。とはいえマンネリ打破も含め、控えにもっと有望な選手を置く必要があるか。控えの質が少し物足りない。
・戦術の方向性
ゲーゲンプレッシングとポゼッションを融合した近代的サッカー
キープレイヤー:フンメルス、ヴァイグル、ロイス
前線からの激しいプレッシングと奪った後の速攻はクロップ時代からの武器。今シーズンはさらにポゼッションを加えることで試合の支配力とペース配分、引いた相手への崩しを強化することに成功。
そのさじ加減をヴァイグルが判断してボールを動かしており、チームに欠かせない存在になっています。
また、フンメルスがDFラインから一気に縦パスを入れることで相手のペースをうまく乱しています。引いた相手にはロイスのドリブルを中心に突破を図りしっかりと得点につなげています。
・目標の方向性
リーグ:優勝
EL:優勝
リーグの目標はあくまで優勝。バイエルンという強敵がいるが不可能ではない。少なくとも来シーズンはCLに出場することを最低限のノルマにしている。
ELはリーグ戦に比べると比重は軽いか。目標は優勝としているがあくまでリーグ戦に支障が出ないようにメンバーを少しずつ休ませている。
■強みと弱み
・強み
攻撃陣の質の高さとコンビネーションの良さ
スタメン選手の年齢の低さ
・弱み
控えのクオリティ不足(特にDFとFW)
若手有望株の少なさ(主力はすでに中堅の選手)
■獲得選手候補
・V・バルデス(マンチェスターU)
GKの控えとして。控えとしての待遇に満足いくかは別として、今最も環境を変えたいと願っている実績あるGKだろう。年齢的にも32歳とちょうどいい年齢であり、バルセロナというハイラインのポゼッションサッカーを経験している点も大きい。プレー自体には馴染みやすいだろう。
少々我が強いところはあるが、それはヴァイデンフェラーも同じ。現状ヴァイデンフェラーをうまく扱えているトゥヘルなら問題なく扱えるかと。
・ロマニョーリ(ACミラン)
CBの控えとして。フンメルスがいつ移籍するかわからないので代役候補としても期待。
身体の強さ、スピード、足元の技術、パスセンスとフンメルスに似たタイプの選手だけに馴染めればドルトムントに欠かせない戦力になりえます。また、フンメルスと違い左利きというのも大きい。
これでCBは4枚と質量ともに盤石。年齢的にもこれから伸びてくるので守備の堅さを活かしたカウンターも使えるようになるか。
・アブドゥル・ババ・ラーマン(チェルシー)
左SBのターンオーバー要員として。
今夏チェルシーがアウグスブルグから引き抜いた21歳の逸材。豊富な運動量で攻守に貢献するタイプのSBで守備でも激しくプレーできる。
やや、足元のテクニックに不安はあるがドルトムントの攻撃に違う側面を加えられる存在だ。
・マリオ・ゲッツェ(バイエルン)
両サイドWGのターンオーバー要員として。
ドルトムントの産んだ最高傑作。バイエルンでは出番が少なく成長が鈍化しているのでドルトムントで再起してほしい。また、香川とのコンビは抜群に相性がよく香川を間に挟んでロイス-香川-ゲッツェのコンビネーションを見たい。
ムヒタリアンには移籍の噂も多いのでその対策としても有効。
・ハリー・ケイン(トッテナム)
CFの控えとして。
オーバメヤンとは違うタイプのCFの若い選手と考えたときに出てきました。オーバメヤンほどのスピードはないですが高さと器用さを併せ持っており、ミドルシュートもレパートリーにあるので、引いてくる相手にはより有効な打開策になりうる。
■獲得候補選手を加えたスタメン
GK:ビュルキ
DF:ギンター、パパスタソプーロス、フンメルス、ババ
MF:ヴァイグル、ギュンドアン、香川
FW:ゲッツェ、オーバメヤン、ロイス
すごいドルトムントっぽい・・・
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