久しぶりの勝手にマスターリーグです。
今日のクラブは「マンチェスターU」

ファーガソン退任後低迷の続いているマンチェスターUですが、今シーズンは少しずつ当時の強さを取り戻しつつあるように思えます。
ファン・ハールが就任してからの2シーズンでかなりの金額を使って補強をしているのでその効果でしょうか?
だとしたら、ファーガソン監督が凄すぎるんですけどね。
では、マンチェスターUの分析から始めましょう。
■現状分析
・基本システム
4-2-3-1
4バック、2ボランチ、トップ下に両サイドウイング、1トップのベーシックな4-2-3-1。
オプションは4-3-3
・スタメン
GK:デ・ヘア
DF:ダルミアン、スモーリング、ブリント、ロホ
MF:シュネデルラン、シュバインシュタイガー、マタ、エレーラ、マルシャル
FW:ルーニー
GKはデ・ヘアが不動。怪我さえなければスタメンは揺らがないか。
DFは右SBダルミアンとCBスモーリング、ブリントが常時スタメン。左SBはショーがスタメンだったが今季絶望の負傷によりロホが代役を務めるが、ファン・ハールの信頼を掴めておらずA・ヤングなども試されている。ブリントを左にしてCBにキャリックというパターンもある。
MFはCHの二人はほぼ不動。攻撃的なシュバイニーと守備的なシュネデルランと相性もいい。右サイドは今シーズン好調のマタ、左サイドは前半はデパイがスタメンだったがデパイの独りよがりなプレーとマルシャルのいきなりの活躍によりマルシャルが最近は出番を得ている。
FWはルーニーがスタメン。現チームの大黒柱。純粋なCFとしての控えがいないため、冬での獲得があるかもしれない。
・控えの層
GK:ロメロ
DF:マクネアー、ジョーンズ、バレンシア
MF:キャリック、フェライニ、リンガード、ヤング
FW:ジェームス・ウィルソン
GKロメロはアルゼンチン代表にも選ばれる実力者。セカンドキーパーとしての質はかなり高い。
DFはCBジョーンズはそれなりにマンUでのキャリアを積んでいるが、まだまだ判断力に甘さが残る。バレンシアも元はSHだけに本職のSBと比べると戦術的な部分で粗さが見える。DFの層は真ん中もサイドも薄いと言わざるをえない。
MFもキャリックこそ安定した働きが期待できるがフルシーズンの稼働は厳しい年齢で控え止まり。フェライニ、ヤングも実力者だが伸び悩みは否めず。中央はともかくサイドは補強が急務か。
FWは実質ルーニー一人。補強の最優先箇所。
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・ポジションごとの平均年齢
スタメン+控え
GK:26歳
DF:24.1歳
MF:26.2歳
FW:24.5歳
チーム全体:25.2歳
全体的にかなり平均年齢の低い結果になった。これも若手を重用するファン・ハールの効果なのか?
ただ中盤はマルシャルとデパイも中盤として数えたため平均年齢が下がった。二人を抜くともう少し上がるので若手の有望株を獲得しておきたいところだ。
逆にFWは控えが10代なのでここまで下がったがルーニー自体は30歳と下り坂に差し掛かるのでスタメンのみで見るとかなりやばくなりそうだ。
スタメンのみ()内はスタメン+控えとの年齢差
GK:24歳(-2歳)
DF:25歳(+0.9歳)
MF:25.6歳(-0.6歳)
FW:30歳(+5.5歳)
チーム全体:26.2歳(+1歳)
GKはデ・ヘアがいればあと10年は安泰といえる。また、DFも平均年齢は上がったが実質的なレギュラーであるショーが入れば平均年齢が下がるので、質として問題がなければあと5年はこのメンバーで回せる。
中盤は平均年齢が下がりちょうどいい感じなった。逆に言えば控えの年齢が高いということでもあるので、その辺の対策を打っておく必要があるか?
最後にFW。ここだけで平均年齢をかなり上げてしまっている。もちろん実力的にルーニーは今でもプレミア有数の選手だがもう30歳。いつまでにも頼ってるわけにもいかないだろう。
・戦術の方向性
チーム全体が連動したポゼッションサッカー
キープレイヤー:シュバインシュタイガー、マタ、マルシャル
ファーガソン退任前から、この方向性を目指しているが結果が伴わずまだ完成していない。しかし、今シーズンは結果も出始めつつあるので、そのまま継続したいところだ。
重要なのは司令塔。その意味ではバイエルンでペップの指導も受けてるシュバインシュタイガーの獲得はかなり賢い買い物だったと思う。それにドイツ人らしい強さもあるので縦に早いプレーにも対応できる。唯一の難点は年齢が31歳であること。ピルロの例があるので一概に言えないがやはり年齢とともに厳しくなってく可能性は高いので早いうちに後釜が必要だろう。
また、ゲームメーク後の崩し、チャンスメイクをいかに効果的にするかがポゼッションサッカーの肝。
マルシャルのドリブル、マタのパスはその点だけ見ればかなり質が高い。ここを封じられないように今後はっ組織つくりをしていかなければならない。
・目標の方向性
リーグ:優勝
CL:優勝
プレミアの盟主であるマンUにとっては絶対条件だろう。財政難にでもならない限り選手の質は落とせないか。
■強みと弱み
・強み
守備陣の現時点でのレベルの高さと将来性
中盤センター二人の安定感
マルシャルというマンUの新たな顔になれる存在
・弱み
全体的な控えの質の低さ
ルーニーしか戦力がいない前線
■獲得選手候補
・ジェフリー・ブルマ(PSV)
CBのローテーション要員として。ファン・ハールの好きな若手かつオランダ代表という点で獲得しやすい。
CBだけでなくSBやCHとしてのプレーも可能で適性次第でCB以外のポジションで使ってもいい。
足元の技術、戦術理解力、フィジカルの強さと三拍子揃っており、CBで質の高いターンオーバーやブリントを他のポジションで使っても面白いか。
・モントーヤ(インテル)
右SBの控えとして。元バルサの選手だけあり、攻撃力やポゼッションサッカーへの適応力は問題ない。
環境面での慣れや守備の改善は必要だがダルミアンの控えとして少しずつ慣れさせてプレーさせればポゼッションサッカー移行への手助けになると思う。控えにするには年齢が微妙だが、このままバレンシアに任せるよりは面白いと思う。
・ギュンドアン(ドルトムント)
CH、司令塔のスタメン候補として。
今まで噂になっていたが、かなり理にかなった獲得だと思う。シュバインシュタイガーのようにポゼッションサッカーでのプレー経験があり、守備でも激しくいける。そして年齢はまだ25歳。これから伸び盛りだ。
シュバインシュタイガーと比べるとパワーと得点力で劣るが、その分テクニックとゲームメーク能力では上回っている。
パワーもこれから増やせるので、問題ない。
・ロメロ・ルカク(エバートン)
CFの控えとして。
生まれ持った体格の良さを活かしたパワープレー、高さは今のマンUに欠けているもの。控えだけでなくスタメンや2トップの一角としてルーニーと組ませてみるのもありだろう。
ポゼッションサッカーへの適性が不安ではあるが、まだ22歳。これからいくらでも成長できる年齢だ。
・ミュラー(バイエルン)
CFのスタメン候補として。
今夏にもクレイジーな移籍金を提示して断られているらしいが、それでもミュラーの万能性と得点力は欲しい。年齢的にも26歳とこれから脂が乗る時期。ルーニーに代わる万能型FWとして1トップでのプレーやトップ下、サイド、2トップでの一角など様々なパターンが考えられる。
実力的にも申し分ないビッグプレイヤー。
■獲得候補選手を加えたスタメン
GK:デ・ヘア
DF:ダルミアン、スモーリング、ブルマ、ブリント
MF:シュネデルラン、ギュンドアン、マタ、ミュラー、マルシャル
FW:ルーニー
これは見たい・・・
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