2015年10月25日

勝手にマスターリーグ【アーセナル編】


こんにちはーポップです。

毎週末恒例の勝手にマスターリーグのコーナーです。
今日のクラブは「アーセナル」
アーセナル.jpg
毎シーズン優勝候補に挙げられながらも中々優勝に手が届かない、ここ一番で勝負弱い、そんなイメージの定着しつつあるアーセナル。
今シーズンは例年と違いスタートダッシュで躓くことなく先頭集団に入っているので、後半戦は例年通りに調子を上げて今年は優勝してほしいですね。

これも毎年言われていますがアーセナルといえば守備陣の補強をするべき、攻撃陣はもう十分だろうという声です。この声は印象だけのものなのか、それともデータ上でもそうするべきなのか考察していきましょう。



■現状分析
・基本システム
4-2-3-1
4バック、2ボランチ、トップ下に両サイドウイング、1トップのベーシックな4-2-3-1。
オプションはCHの1枚を一列上げた4-1-4-1。

・スタメン
GK:チェフ
DF:ベジェリン、ガブリエウ、コシールニー、モンレアル
MF:カソルラ、コクラン、ラムジー、エジル、サンチェス
FW:ウォルコット
1トップはその時の相手や状況によって変わるがスタメン出場がより多いウォルコットを選出。スピードのウォルコット、パワーのジルーという特徴の異なる2人が切磋琢磨している。
中盤は欧州でも屈指の陣容。全体的に小柄でパワー不足ではあるが、その分テクニックと技術力、パスワークはプレミアでも1、2を争う。足元へのパスを好む選手が多いがサンチェスとラムジーの両サイドが上手くスペースを使って走りこむのでパス回しに終始しないところがレベルの高さを感じる。
DFも中盤同様、他のクラブと比べるとパワー、高さに若干不足感を感じるが、スピードとテクニック、攻撃参加での貢献度は高い。ここは最後の砦にチェフを獲得できたのは大きいですね。

・控えの層
GK:オスピナ
DF:メルテザッカー、チェンバース、ドゥビシー、ギブス
MF:フラミニ、アルテタ、ウィルシャー、ロシツキー、チェンバレン、ウェルベック
FW:ジルー、キャンベル、
ジルーは物足りないと言われ続けてはいるが高さとパワーの欠けているアーセナルでは貴重なパワータイプの選手。ヴェンゲルが信頼し続けているのはパワー型でありながら水準以上の技術もあって、アーセナルのサッカーに対応できるから。意外と貴重な選手です。
中盤は安定感のあるベテランから将来有望な若手まで多く揃っています。ウィルシャーは怪我の多さを克服できれば世界でも有数の司令塔になれる素質があるのでゆっくり成長してほしいです。
DFはポジションに対して数が少ない。質も一長一短の選手が多く、巷で言われている通り守備陣の補強はやはり必要かもしれません。
GKはチェフほどではないにしても昨シーズンの働きでがっちり信頼をつかんだオスピナがいるので実はかなり盤石のセクション。

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・ポジションごとの平均年齢
スタメン+控え
GK:30歳
DF:26.3歳
MF:27.2歳
FW:26歳
チーム全体:27.4歳
若いチームという印象の強いアーセナルだったが全体でみるとそこまで若くもないという結果に。高齢化の激しいマンCと0.5歳しか変わらない。
意外なのが中盤の年齢の高さ。若い選手で仕掛けている印象が強いだけに、控えの年齢の高さが浮き彫りになっているようだ。
アーセナルはマンCと同様に今がピークなのかもしれない。

スタメンのみ()内はスタメン+控えとの年齢差
GK:33歳(+3歳)
DF:25.8歳(-0.5歳)
MF:26.2歳(-1歳)
FW:26歳(0歳)
チーム全体:27.8歳(+0.4歳)
スタメンだけに絞るとさすがアーセナルという感じ。チェフが平均年齢を上げているが他のポジションは軒並み平均年齢が下がりました。GKを除いた平均年齢は26歳なのでちょうどいい平均年齢ですね。
全体的に円熟期に入っているのかもしれません。アーセナルは今シーズンと来シーズンが勝負かもしれません。

・戦術の方向性
チーム全体が連動したポゼッションサッカー
キープレイヤー:コクラン、エジル、サンチェス
アーセナルといえばパスサッカーが代名詞。ヴェンゲルが就任してから一貫してこの方向性を貫いてきました。それが叩かれることもありましたが、優勝も最近はできてませんが、それでもこの方向性を貫き通して常にCL出場、CLでのトーナメント進出と結果を出し続けているのは尊敬に値しますね。
そのパスサッカーで今一番のキーマンはエジルです。エジルが攻撃のリズムを作り、チャンスを演出しています。恐らく、ここ数年のプレミアで一番アシストを出しているのはエジルではないでしょうか?
そして運動量の決して多くないエジルを活かすためにスペースに走ってアーセナルのサッカーに勢いと深みをもたらしているのがサンチェス。足元でのパス回しが多くなりがちなのを防いでくれています。
そして、その攻撃陣を後ろから支えているのがコクラン。まだまだ若いですが守備能力の高さは折り紙つき。第2のヴィエラに期待します。

・目標の方向性
リーグ:優勝
CL:優勝
どちらも中々手が届かないが、そこを目標にするだけのチームではあるので相応のレベルの選手を獲得する必要がある。

■強みと弱み
・強み
タイプの違うCFの存在
中盤の選手の質の高さと量
GK陣の盤石さ

・弱み
CFの得点力の物足りなさ
中盤のパワー不足とCHの控えの年齢の高さ
DF陣のクオリティ不足、特にパワーと高さを兼ね備えた選手の不在

■獲得選手候補
・ラファエル・ヴァラン(レアル・マドリー)
CBのスタメン候補として。年齢、実力、高さ、スピード、テクニック、国籍とアーセナルにはうってつけの人材。獲得には選手本人の気持ちや移籍金など大きな障害があるので現実的にはかなり厳しいだろうが、誰でも一人獲得していいならヴァランが理想ではないだろうか?

・ヤン・ヴェルトゲン(トッテナム)
CBのスタメン候補として。ヴァランと比べると全体的な評価は1ランク下がるが割と獲得候補としてはいい選手。プレミアでのプレー経験や左利きという側面もあり、ヴァランよりもある程度計算は立てやすいかもしれない。年齢がすでに28歳なのでヴェンゲルが獲得したがらない可能性は高いが、トッテナムでは副キャプテンも務めるなど、そのリーダーとしての部分にも期待できる。

・W・カルバリョ(スポルティング)
CHのスタメン候補として。アーセナルの中盤に足りない高さとパワーを備えたクラッシャータイプの選手。
ヴェンゲルの好みでないことは重々承知してるが、こういう選手を一人抱えておくことでより幅広いプレーができるのでは?と考えてしまう。まぁサッカー好きならこればっかりは宿命でしょう。

・セスク・ファブレガス(チェルシー)
やはり、アーセナルの勝手知ったるこの選手は獲得候補に加えたい。CHのスタメン候補として。CHの位置の司令塔は今はカソルラが担っているがやはり、ここにはセスクを置きたい。セスクとエジルの共演は中々に興味深い。テクニカルなタイプの若手がこの位置は少ないのでウィルシャーの状態を見ながら併用できるセスクは様々な側面から見ても損にはならない。

・カリム・ベンゼマ(レアル・マドリー)
CFのスタメン候補として。年齢的に大金を支払うことはないだろうから現実的には難しいかもしれないが、ポストプレーからのスペースメイク、そこからもう一度パスをもらってのゴールという点で見ればベンゼマほどうまい選手はいないと思う。アーセナルのパスサッカーに一番合いそうなCFだと思う。

【番外編】
・武藤嘉紀(マインツ)
今CFとして研鑽を積んでいる武藤だが、もしCFとしてシーズン10〜15得点獲れるようになればアーセナルのサッカーはとても合うと思う。前線で身体を張りながら起点になってパス回しに入り込んでほしい。それができればスピードと単独突破という武器もあるだけにかなり大きな可能性は感じる。

■獲得候補選手を加えたスタメン
GK:チェフ
DF:ベジェリン、ヴァラン、ヴェルトゲン、モンレアル
MF:コクラン、セスク、ラムジー、エジル、サンチェス
FW:ベンゼマ

これ実現したらレアルの弱体化が激しい・・・

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posted by ポップ at 15:19 | Comment(0) | マスターリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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